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情報システムは、サーバーやパソコンなどの精密機器と複雑なソフトウェアからなっています。そのため、システムを導入した当初は快適に使えていても、オフィスで日常的に使い続けていくうちに「マウスの動きが悪くなった」「パソコンの起動やソフトの立ち上がりが遅くなった気がする」というようなことが起こります。

このような不都合は、パソコンの構成部品の中で「消耗品」が劣化するために起こります。パソコンを丸ごと交換しなくても、消耗品を交換するなど簡単なメンテナンスを行うことによってパソコンが見違えるほど使いやすくなることもあります。すなわち、日用品と同じくシステムにもメンテナンスが必要であると考えるべきです

ここでは、システムを長く快適に使い続けていくためのメンテナンスの実際についてお話しします。ここで述べる内容を理解し実践することにより、システムの寿命が延び無駄なパソコンの買い替えなどのコストをかけずに長期間システムを運用していくことができるようになります。

ごみやほこりを掃除する

コンピューターなどの電子機器は、動作中原理的に発熱します。発熱により機器内部の温度が上がると、電子部品り動作自体が不安定になってしまいます。発熱による不安定な動作を防止するため、多くの電子機器には「ファン」が付いています(小電力の機器にはファンがないこともあります)。

ファンによって、外部の冷たい空気を取り込んだり内部の熱を逃がしたりします。それによって空気の流れができるため、機器を使っているとファンにごみやほこりがたまっていきます。このような状態でファンを回し続けると、ファンに物理的な負担がかかりファンや機器の寿命を縮めることになります。

そのため、1年に1度くらいは掃除機などを使ってファンに付いたごみやほこりを取り除いてやりましょう。また、機器の使用中にファンの穴をふさがないことも大切です。

劣化した部品・周辺機器を交換する

劣化した部品や周辺機器(消耗品)を交換することは、システムを快適に使っていくのにとても有効な手段です。

消耗品を交換するメリットを説明するために、日用品のシャワーを例にとります。水を出すシャワーやホースを数年間使い続けていると、シャワーの水の穴が詰まったりホースに穴が開いて水漏れしたりします。このようになると、何とか水を出してものを洗うことはできますが、水の出が悪くて遠くまで水が飛ばなくなります。

そうなると、水で洗う作業が全くできないわけではないもののとてもやりにくく非効率になります。そのような状態で使い続けるよりも、思い切ってシャワーやホースを新品に変えれば見違えるほど水が出るようになって作業がはかどるようになります。

パソコンの消耗品を変えるのも、同じことです。パソコンの消耗品は、ほとんどが高くて1万円もしないものばかりです。この程度の投資金額で、仕事の効率や質が飛躍的に上がると考えれば安いものだと思います。

パソコンの装置で、主な消耗品は「マウス」「キーボード」「補助記憶装置(ハードディスクやSSD)」「モニター」です。マウスやキーボードは、パソコンへの入力デバイスとして頻繁に使用します。そのため、マウスボタンが押しにくくなったりキーボードが打ちにくかったりして使い勝手が悪いと感じたら別の新品に交換しましょう。

ハードディスクやSSDなどの補助記憶装置は、最近のものだと「記憶容量が大きく」「動作が速く」「発熱が少なく」なっています。特に、従来のハードディスクをSSDに交換したりSSDを併用したりすると高速なSSDの恩恵を受けられて効果は絶大です。

モニターは、使っているうちに液晶のバックライトが弱くなります。また、画面がチラチラしたりぼやけたりして見づらくなってきます。そのようになったら、交換した方が良いでしょう。

このように、システムを長く快適に使っていくためには機器のメンテナンスが重要になります。1回のメンテナンス作業は数分から数十分です。そのようなメンテナンスを行った結果として、システムの寿命が長くなり日々の仕事において快適に使えるようになります。ぜひ、試してみてください。