-shared-img-thumb-KAZ_hugyftdrftyg_TP_V

Webアプリケーションとは、インターネットなどのネットワークを介して使用するソフトウェアのことです。Webサイトやブログのように、その使用目的が情報発信主体のものと異なり、顧客情報の管理やオンライントレード、または会社の業務支援など複雑な機能を必要とする場合にWebアプリケーションの開発が必要になります。

ここでは、Webアプリケーションの特徴とその開発を行う場合におけるさまざまな注意事項についてお話しします。

Webアプリケーションの特徴

Webアプリケーションには、次に示す特徴があります。

  • Webブラウザ(Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど)上で動作する
  • インターネットやイントラネットなど、ネットワークへの接続環境が必要
  • 基本的にパソコンにインストール不要で使える
  • 基本的にパソコンやスマホのOS(WindowsやiOS、Androidなどの基本ソフト)に依存しない

アプリケーションとは、特定用途向けのパソコンで動作するソフトウェアです。アプリケーションには、Webアプリケーションの他にパソコンの記憶装置(ハードディスクやSSDなど)にインストールして使用するデスクトップアプリケーションがあります。

Webアプリケーションを開発する際には、その特徴を生かすような機能や画面の設計開発を行うことが重要となります。以下に、その具体的な注意事項についてお話しします。

Webブラウザ上で動作することを意識する

Webアプリケーションは、常にWebブラウザ上で動作することを意識する必要があります。すなわち、パソコンのOS(基本ソフト)がWebブラウザになるイメージです。この点で、デスクトップアプリケーションと大きく異なってきます。

したがって、基本的な処理は

  1. 1つのページで情報を表示する
  2. ユーザーが、画面表示にもとづき文字や数値のデータを入力する
  3. そこのページにある「リンク」や「ボタン」をクリックすることで、何かの処理を実行する。その後、別の画面に移る

といった流れになります。基本的な処理は、ほかにもあります。これらの基本的な処理を組み合わせて機能や画面を構成するようにします。

マウスのクリックは、左クリック(シングルクリック)を主体にします。ダブルクリックや右クリックはあまり使わない方が良いです。ダブルクリックや右クリックは、特にスマホやタブレットで操作性が低下します。そればかりか、ユーザーがダブルクリックや右クリックの機能に気付かない場合もあります。

アプリ開発を行う場合、できるだけシンプルな操作にすることを考えましょう。そうすれば、ユーザーの利便性が向上します。

また、Webブラウザには、Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど数えきれないくらいさまざまな製品があります。Webブラウザには製品独自の拡張機能がついていることがあります。その機能を使った場合、別のWebブラウザでは動かないこともあります。

そこで、対応するWebブラウザを明確にしてください。幅広いWebブラウザに対応するには、独自の拡張機能を使わないようにしなければなりません。

画面デザインはシンプルにする

Webアプリケーションでは、ページを表示するときや別のページに移ろうとするとき、すべてネットワークアクセスが発生します。そのため、画面デザインに凝った画像を多く使うと、表示のたびに大きい画像データのネットワークアクセスが発生し、動作が遅くなります。

Webアプリケーションの動作が遅いと、ユーザーがその使い勝手の悪さを嫌い、最終的には離脱してしまいます。したがって、画面デザインは極力シンプルにした方が良いことになります。

Webブラウザの表示領域はさまざまな大きさで使われる

Webブラウザは、その表示領域の大きさが固定されません。ユーザーが好きなように大きさを変えられたり、使うスマホによって縦横の大きさが変わってきたりします。したがって、Webアプリケーションの方でも基本的に画面サイズが固定されない前提で考える必要があります。

このようなことからWebアプリケーションは、単一ページの帳票のようにきっちりとレイアウトされた文書のようなものを作成・表示する用途に向きません。あるWebブラウザでは正しくレイアウトされたとしても、別のWebブラウザではレイアウトが崩れることが普通に起こります。

そのほかにも、Webアプリケーションが不得意とする使用用途が存在します。

ソフトウェアライブラリによって問題が解決できることもある

ただ、Webアプリケーションが不得意とする用途の場合でも、ソフトウェアライブラリを使うことで解決できることがあります。ソフトウェアライブラリは、Webブラウザへのプラグインとして組み込まれるソフトウェアです。

ソフトウェアライブラリは、ある用途に便利な機能を提供する反面、その使いこなしが難しくなります。そのため、ソフトウェアライブラリの使用にノウハウを持つシステム開発会社があれば、そのようなところに相談するのも良いと思います。

このように、Webアプリケーションには他のアプリとは異なる特徴があります。正しいWebアプリケーションの機能や画面の設計開発を学ぶことにより、その特徴を生かして機能も性能も優れた情報システムを作ることができます。